新札、明日発行

  • 『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です)




『な、んのこと』

こ、だまはそびえたつクラッチの峰のレバーを下げると聞こえる
レ、バーはゐからをまで12個あって
か、なしくてたまらなくなったひとが
ら、んだむにレバーを選び力いっぱい下げる
の、
こと

クラッチの峰のレバーは織り機のワサコンという音を出すだけだ
やまに声をかけたひとにつくまでにいくつものクウキの層をわたって
こ、だまになり
背中をどやしつけるようにノックする
そして背中のコリのバイアステープを切断する、と
もうひとつ峠をこえ、るゆううきが、でる
これからのことをお、もうゆううきがでる