今突然、思い出したこと。

かつて依存症回復施設のリカバリハウスいちご 長居の、午後のプログラムミーティングのまとめの最後に、進行をつとめられていた精神保健福祉士の方が、「でもまあみなさん、何をいくらタクサンおっしゃってても、呑んできたイイワケですよね。今日はここまで」とまとめられ、当事者として参加していた僕は、内心ブチギレたことがある。何もそれにはふれず、終わるまで作業をタンタンとこなして、無言で帰ったけれども。

数ヶ月、無遅刻無欠勤していたけど、その日以来足を向けたことがない。あれから歳月がたつが、一生行く気がしない。

コトバを共有するのは難しい。ゴカイを生むくらいなら、黙ってればいいので、その席を用件がすめば、立ち上がればいいのでは、と思う。

対価が発生するお仕事は、ムロンあたりまえにチガウけれども。

しかしなんで、あんな意味のない発言が必要やったんやろう。ケースワーカーご本人のその後を、今突然案じた。
ボクにとってはどうでもええんやけど。
いつもいつもコトバのウラや内情を察してられるほど、アイテはヒマではない。

必死こいて自分の過去をタナオロシしたメンバー、真摯に心情を吐露した参加者がかわいそうやろう。回復につとめようとして、時間を裂いて参加して、つまるところ「ああ、それがアンタのイイワケね、じゃっ」ひとことでまとめられては。

どんな経験と苦労と専門知識の上に立脚してはるのかしらんが。ベツに当事者のほうがエライとも、大事とも思ってませんけど。当事者ダメな奴多いし。けれども自立支援の行為を本気で、お仕事にされてはるんやったら、そんなコトバのセンスしかもてへんにゃったら、他のお仕事つかはったらと思う。別に大阪府は都市なのでお仕事はあるはずです。福祉を喰い物にされるのはやめてくださいね。当事者は生死がかかってますからね。

少なくともボクは自分の大事なヒトは、貴方には絶対つかせない。アンタ、この業界にヤハルだけ邪魔。とあくまで個人の意見として思い出した。

ニンゲンアイテのお仕事をされている方々、
コトバはコワイで。セイゼイお気をつけください。
せめて、アイテをコロスな。
ベツに、いつもいつも、よりそわなくてもいいので。それはそれで邪魔なので。

今日、大切なヒトと会って、その方が最近うけた担当ケースワーカーさんからの対応を伺って、思うことがあって、帰り道、突然、上記の場面を思い出した。
一生サヨウナラできる場所がまたひとつ増えた。
よかった。
大阪府兵庫県尼崎のリカバリハウスいちご、そのものの、理事長さんは素晴らしい方やのに。何回か交流させて頂きましたが、心から尊敬できるのに。


ホンマに惜しいなあ。

まだもしあんなスタッフが勤務してはったら。
たったヒトコトで自殺してしまうニンゲンもいると思います。ベツに刺されなくても。死ぬまでいかなくても、可能性をあきらめてしまうとか。
嗚呼。川戸正嗣です。一時期お世話になりました。
二度と行きません。とくにご迷惑はおかけしておりません。サヨウナラ。

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