anabolism

草 原付バイク 同化 大阪 高槻 軒先

 

憧れた草叢になろうとしている、原付オートバイ。

自転車があとにつづく。

アパートの軒先で、けっしてかなわない夢がつづく。

それでも、やさしい草叢につつまれた原付オートバイは幸せだ。

同化する希望を捨てす、今日一日を過ごす。

 

孤独でないということは、なんと幸運なことだろう。

みんな、まわりにヒトがいて当然と思っているが。

 

コロナの夏が過ぎていく。

蝉の鳴くこえはかわらない。