透明の雨

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都市では、それほど、傘はいらない。

それは哀しいくらい傘はいらない。

 

雨の日曜日

防水カメラをにぎりしめて、ずぶぬれの棒立ちの僕を

ただただ、水たまりをよけながら、家路へ、急ぐヒトタチ。

 

路上のアメダマのついた草の美しさに気づいて、ほしい。

そしてひといきついてほしい。