みんな、活きている。
僕は政治のことは詳しくわからないけど、
戦後、高度成長期、なぜこの国は、林業を筆頭に、第一次産業に手厚い支援制度をもたなかったのだろうか。
衛星写真でみれば、島国の国土のほとんどは山だらけだ。
どんな第一次産業も「後継者がいない」という。
テレビで若い世代が
「移住して、この地方で暮らしてます。毎日が充実しています」というが、
それはほんの一握りだ。一握りだから、報道のネタになる。
とにかく、土に日々ふれるヒトはなぜか長生きする。
僕は、それを祖母に学んだ。
何度もいうが、大阪万博は即刻中止して、その予算で、都市にビオトープをあちこちにつくるべきだ。屋上緑化でも、空家の行政からの買い上げでも、方法はなんでもいい。
頑丈な柵にかこまれた、管理された植物園ではなくて、少しでも自然生態系の生命の循環のある、誰でも自由にどんな時間でも、土や植物や昆虫や、その他たくさん動物とふれあう空間が、都市には必要だと思う。
ニンゲンは、なぜ、コトバなんて、
不完全不自由な、誤解だらけのコミュニケーション手段をもったのだろうと、
ときどき思う。
コトバというものをもったのならば、弱者は苦しいのであれば、権力や権威や社会的強者に、声をあげなければ、ならない。
今日から、大阪は緊急事態宣言が、また発令される。
厳密に考えると、コロナという感染疾患以外でも、
日本は年がら年中、緊急事態宣言だと思う。
でもみんな活きている。とにかくどこかに笑顔がある。