一年前の今日。
今朝。
「私は昭和二十五年に対馬を歩いていたとき、二日もかかって村のいろいろな取りきめのための寄り合いをしているのをみて心をうたれたことがある。そこではみんなの者が納得のいくまで話しあっているのである。しかもそれは多数が少数の意見を黙殺して、多数はこうだから、といって多数の言い分を通すのでなく、一人の反対者もいなくなるまでに話しあうのである」
『庶民の発見』 宮本常一・著 講談社 1987 p120 l13 より
以前、「眠らない街〇〇」という言葉があった。今では日本列島そのものが眠らない。
そんな気がする。