これからの道
歩みは遅々として進まずとしても、
自分のつくった道を歩く。
セケンに普通なんてどこにもない。
戦後教育が創った幻想だ。
発想力のない、つまらない人間ほどくだらない、当たり前の一般常識を、
いかにも権威と規範のように声高にくりかえす。
そして一演説ぶった本人は、がっしり守られた鉄のフェンスの向こう側で、枕を高くして眠る。
弱者の視線と立ち位置を心底想うことのできる、ニンゲンと僕は生涯一緒にいる。
口先の批判だけの奴はもういらない。
あらかじめ用意された、広い歩道は歩かない。
自分のつくった道を歩く。
たとえケモノ道しかできなくても。