2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

琵琶湖で育った、少年の瞳と夢

歩き出している君に、 あと31日の2020年に、 もう一度、故郷を飛び出した勇気と、抱いた夢を、 あの頃の曇り一つない、澄んだ瞳を、思い出して、 いつのまにか、頭にこびりついた権威や肩書や偏見や差別や誤解や認知の歪みに、 右往左往されない、媚びない、…

祖母の言葉のひとつ

戦争未亡人で、たんぼ、はたけと、落花生を行商して、二人の子どもを育てあげた祖母は、 生前、僕に口癖のように云っていた。 「まさつぐ、なったことがしあわせとおもうて、そっからがんばるんやで」 祖母は昔は大酒飲みだったらしいが、親父が若い頃、盲腸…

時をわたるための、通行手形

これからの時をわたる通行手形を、僕はあたえられるだろうか。 君とともに。

エニシ 2019から

ヒトのエニシに、喜び、哀しみ、楽しみ、傷つきあい、苦しみ、寂しさを感じて、今日も、無表情で、電車に揺られ、車を走らせ、朝がきて、夜がくる。 僕は、ヒトのエニシとシゼンの力とイシンデンシンを信じたい。 生きてるかぎり、君を失いたくない。 それだ…

ほぼ30年間友人である、八津弘幸さんが書かれた脚本、NHK連続テレビ小説『おちょやん』がとうとうはじまります。

お知らせ。 僕の東京での、小劇場演劇活動時代からの、大親友である、八津弘幸さんが脚本を書かれた、NHK連続テレビ小説『おちょやん』が2020年11月30日から放送予定です。 出勤時間と重なる方は、録画してでも、宜しければ、是非観てください。 www.nhk.or.…

5Gって、どんな爺さん? きっとやさしい爺さんだよ。

何も落ちこむことなんてない。 明日が昨日になって、 今日が明日になって、明日が今日になって、そのあと明後日が決まる。 何も不安がることはない。 君は、もうひとつの明日を、今日生きた。

僕らの車窓は、スマートフォンの画面。

僕らの車窓は、スマートフォンの画面。 この小さな画面に、世界中が、トモダチが、ひらかれている、らしい。 その筋に聞いたところによると。

あまりにも言葉が便利すぎて、伝わらないことはどこへ消えていくのか

18日のその日タンクで、神仏への信仰は、一方通行と書きましたが、 今日、大切な人と話していて、決して一方通行ではなく「祈り」という行為があることに、あらためて気づかされました。「祭事」というのもありますしね。 一方通行なのは、僕だけかも知れま…

続・小春日和 6852島の日本列島の上で。

哀しみは、いつか大きな喜びの裏返しになる。 それが深ければ深いほど。 忘れていた喜びと、新しい喜び。 思い出す苦しみ、哀しみが、懐かしい思い出になりますように。 いくら時間がかかっても。 6852島の日本列島の上で。

小春日和から 冬 春先小紅。

若者はすぐ調子にのる。そして、それが永遠に続くと勘違いする。 年を経て、慶事があっても、「うん」と、冷静に構えるように変化するのが、年輪と器の深さだと思う。 裏切りとショウがないこと、たくさんたくさん味わってきた方は、立場に関わらず。そう簡…

顔面骨折からの「今」

顔面骨折した2年ほど前 レントゲン写真をみた、主治医の先生が、 「大丈夫です。これから骨が変形していって、またつながります」 と云ったとき、 本当に驚いた。 今はなんの痕もない。 もっと前に顎切って、6針縫ったあとはかすかにあるけど。 でも草木を…

まだまだ行くで。

いつかこの金網の壁を、のりこえてやる。 枯草、淀川を流れて海で葬ってやれよ。 ポリエチレンの袋につめて、ゴミの日に出すんやなくて。 いつまでたってもニンゲンは、自然をプログラムで制御できると思っている。 進化すると、「突然変異」として余所者に…

たちどまらないと みえない あたりまえのようで そうではないもの

数秒間~100年間のどれかはかってだけど たちどまらないと みえない あたりまえのようで そうではないもの

2020年 おそらく 最後の 蝉の抜け殻

おそらく今年最後であろう、蝉の抜け殻をみた。 斜めにのびた枝に、力強くしがみついていた。 彼の孵化は、決して遅くはない。 とまり木の彼の背中を、色とりどりの落ち葉が舞っていく。 最終楽章は幾度もくりかえされる。 何かがここで終わって、何処かで何…

Wi-Fi、ええトンデマス

空缶、吸殻、ええオチテマス。

本日という過去と、未来が写って 僕自身も写って 立冬

雨上がりの大阪で、立冬をむかえて まだ6年目の大阪は、行ったことのない場所がたくさんある。 20数年いた、東京、埼玉、千葉だって行ったことのない場所がたくさんある。 年老いて。脚が動かなくなるまで、行ったことない場所をどんどん歩こう。 立ちつく…

タチツクススマホ、イキイキとしたGrass

そのうち、みんな、昼間からLEDに照らされる。 信じられるのはヒトとヒトとアイとアイと、キーボードとマウスとタッチペンとユビサキと、モニタに映ったダレカとボタンだけ。 けれど、最後にアクセスするのは自然のGrass。

体温 陽と陰

昨夜のひざまくらを僕は一生わすれない。 もうすぐ夜が明ける。 昨日とは違う新しい今日がはじまる。 BGM 「体温」宇宙コンビニ

タワータチションマンション

師走がちかづく。 都市部に、自然生態系をとりもどすのには、ビル群や大きな商店街に、 一部でいいから、小さなビオトープをたくさんつくればいい。 今は亡き義父も喜ぶだろう。 空の補虫網を、寂しくかついで帰る少年もいなくなる、 スイッチやプレイステー…

たんぽぽと まつぼっくりと コンクリートをおしのけた、誇り高き切り刻まれた小さな木の根 

溝の苔の道は、ながくながくつづいていた。 千里のながさとまではいかないが、存在したのは千里。 かつては知らない。 前の万博の頃、僕はうまれたから。 次の万博も僕は知らない。 きっと行かないから。 ニュータウンって名前つけなきゃいいのに、 日本列島…

植木鉢 20201101

何のための植木鉢か。 草の道はつづく。