2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
それは近くて遠い圀 ワスレガチの勝ち 憶えているモノの負け それは遠くて近い圀 誇り高く無名のヒトタチ クロールが得意な君と 背泳ぎをオボエタ僕と もう春を越えて、夏を待っている 誇り高き無名のヒトタチ ワスレガチの勝ち
あめ、あめ、ふれ、ふれ、かあさんが、 じゃのめでおむかえ、うれしいな。 あの日もたしか、小雨だった。 誰も迎えには、こなかったけど。 あめ、あめ、ふれ、ふれ。 ピチピチ、チャプチャプ、らんらんらん。
君は気づいていたが、云わなかった。 僕はすっかり忘れていた。 君は感じとっていたが、云わなかった。 僕は別のことにきをとられていた。 地平線も 水平線も ドブ川ぞいの末端に、美しい緑がある。 何も云わずに。
水をたたえたドブ川 枯れたドブ川 故郷では総出でカワホリをしたが、 僕は心のドブ川をさらうことはない。 また、さらおうにもシャベルがない。 ホームセンターでも買おうとも思わない。 移植ゴテくらいなら欲しいな。 誰かの家の前のほったらかしの枯れそう…
ランドセルを背負った少年が、ニッキ水を呑みながら、 駄菓子屋の主人に、突然尋ねた。 「サンソってなあに、何でできてるの」 「ああ、バノクウキって装置だよ」 「ふうん、どこにあるの」 「電柱の上や、送電線のアンテナ下や、換気扇やエアコンや空気清浄…
てざわりって大切やなと、やっぱり思う。 触感、重さ。 写真研究者の大日方欣一さんに逢いたいな。 いろいろまたお話伺いたいな。 夜が明けた。 用の美。 無用の美。
昨夜、恩師で、写真家の小泉定弘先生に約20年ぶりくらいに電話をかけた。 学部の三回生ゼミから、博士後期課程単位取得満期退学まで、約10年間、 写真学科おちこぼれの僕を、辛抱強く見守っていてくださった。 「よくぞ、声を聞かせてくれた」と大喜びしてく…
苦しみはわけあって、喜びは倍にして。 きけわだつみのこえ。
大丈夫。りょうくん。行けるよ。 パパはいつもいつも、りょうくんのこと想ってる。
ヒトがヒトと逢えなくなる。 日本列島総閉鎖病棟個室化。 おかみの右向けならえで、「ヒトと距離をおきましょう」 逢えて、ライブで、握手して肩組んで、ほんまはなんぼ。 「アイツ、コロナ陽性やったんやって」とヒソヒソ声で話し、 表で陰で差別するヒトを…
こころの傷痕はまだ、痛みますか。 話してください。ホントの気持ちを。本音を。 ここでは、誰もアナタを非難したり、評価したり、批評したりしません。 北の雪も、そろそろやむでしょう。 嬉しくても哀しくても、春が来ます。
また春に逢いましょう。 また春に咲きましょう。 どんなに踏まれても、 またいい季節が君に訪れる。
滋賀県の知事、三日月太造さんは男子寮で同期だが、 当時から、一本筋の通った優しい奴だった。 寮の自治会長で、一橋大学だったが、まさか当時は、知事になるとは思わなかった。 寮で煙草とデランジェという素敵なバンドを教えてくれた小林くんは 今も年賀…
あのまま、酔いどれの人生だったら、 今日を迎えることはおそらくできなかっただろう。 古今東西、多くの表現者が、有名無名をとわず、酒か薬物中毒で死んでいった。 または自殺で。 彼らを追いつめたのは何だろう。 酒や薬物は、表現の原動力だったのだろう…
嗚呼、この男の子に棚にある、飛行機プラモデル、全部買うてやりたい。 どこの子か、知らんねんけどな。 嗚呼、一期一会。
見ざる聞かざる言わざるサルなら、 こんな生きざまは、 僕ら、みんな一様に、 それぞれ何かが欠落した、こんな苦しい楽しい生きざまは、 なかった。
時間はノビチジミする。 大好きなヒトといると、どんどん過ぎていくし、たりない。 うざったい奴といると、永遠の一日のように思える、全然時計の針がすすまない。 でも、セケンってそういうものだ。 どんだけもんでもまれて、前を向けるか。 上を向いてある…
草むらの三輪車。 草むらの補助輪つき子ども自転車 草むらの僕ら。 帰り道のカントリーロード忘れた僕ら。 2021年真冬の散り椿
別に一番に乗らなくてもいいんだよ。 ノコリモノには福がある。 「でんちゃ、でんちゃ」 「そうねえ、電車、はやいわねえ」 「でんちゃ、でんちゃ」 いつかこの子も、ひとり電車にゆられながら、この街を出ていく。 期待半分、不安半分で。
これからの話ができる、大切な、後ろ向かないトモダチ。
おかん、親父は仕事か? お子さん、一番かわいい時期やなあ、うらやましい。 僕も、息子に逢いたいなあ。 *誰か、XQDカード、一枚貸してくれ、 ノーブランド32GBで充分。 独りクラウドファンディング。 一枚では足りんなってきた。 相応の礼はする。 マブダ…
5年ほど、いっさいカメラをにぎることもなければ、 シャッター音を響かせることもなかった。 それが、僕にとってよかった。 回り道が、何かを変える。 今は、行き止まれない。 なぜかはわからない。 誰に問いても。 自分に尋ねてみても。 不法侵入してたら…
あんまり、昔話書いても、つまるところ、『今とこれから』を問われる。 けどまだ夜が明けないので、内藤正敏さんや山村雅昭さんや倉田清二さんみたいな先達のようにはいかない、ストロボ光撮影が嫌いな僕は(先達の作品自体の評価は別として)夜が明けるまで…
それは、少女が楽しみにしていたもの。 備前の冬のソフトクリーム。 かつてはみんな、少年、少女だった。 今も、どこか少年、少女だ。 息絶えるまで。 忘れたふりをしていても。