2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

1995年8月

関西国際空港イナゴ大発生近鉄、鈴木監督リタイヤ大リーグ、野茂英雄十勝

Just turn it on, please

1995年・旧稿です。 『スネアテスネア』 ホームを無視して通りすぎる 貨物列車を見ていると 白いコンテナの下の方の札に 爆薬と書いてあって驚いたたんたかたん たんたかたん スネアテスネアの音が聞こえる郵便局のあるよつかどに スネアがいつのまにか置い…

ハバネロ-1995年・旧稿です。

# Load this file to create a heirarchical fileset menu that allows you electricAlias-def ・Pas ・Pas ・ electricAlias-var Pas bc "\{" electricAlias-var Pas ec "\}" electricAlias-def ・Pas function "、ヌaskalias {function name} NAMEネfuncti…

比婆山へ

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『やまのポラロウプド』先輩カメラマンのヤギのヲフラが昼間教えてくれた ポラロウプドという新式のフィルムがあって その場で現像されて画像が浮かび上がるそうだ 90秒でゆっくりと画像が出てくるそうだ …

墓石が倒される事件

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『きなくさパンダ』ころころと笑うポスト ミキキする笹の葉 赤い色はこの家の 何かをつなげた赤い色 くわえたとたん放りだして 口にあわないと笑ったパンダ 燃えさかる古タイヤのやまに飛び込み もっと深…

靴磨きの思い出

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『シングルパイプビーム』シングルパイプビームは やまの中腹をぶち抜いた通りだ やまにスウパプカーが流行った時に オサのガラジがつくってくれた 今は臭いといって誰もスウパプカーに乗らないので 歩き…

当時、アステル。昔、ラスカル。

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『山のPHS』山の中で考えた どこまで登ろうか 二日酔いの頭で突然思いついただけで もうすぐ日は暮れそうだった この山は去年も歩いたけれど どこまで登ったかは憶えていなかった 何年も頂上までは登って…

普請場は

(1999年・旧稿です) 『20ページをあけ』 久しぶりにひらいた本の 鉛筆書きの濃さで福井の海を思いだした あかいあかいあかいあかいなかの黒い線 民宿ライン ガムテープだらけの浮輪 忘れていた おばあちゃんもおとうちゃんもおかあちゃんもいもうとも 濃い…

かわいいまなこの子どもに出会った次の日の朝

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『みつくりやまヒコーキ』 みつくりやまのむこうがわに 行ったことがあるかい こましゃくれた子どもに聞かれて僕は 自分の持ってきた紙ヒコーキがみすぼらしく思えた 理由もなく 僕は紙ヒコーキのおしりを…

悪い理論より悪い材料が怖い ダーウィン

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『みよういど洗濯機』みようみまねで みやこをあるき みのむしのあえぎの どろどろを知る やまのみやこの井戸を憶える人の あえぎの声は路上に横たわる ふとんにくるまり踊り続ける ローズマリーは西瓜を…

存在するよきものはすべて独創の結果である ジョン・S・ミル

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『きこりのバリン』きこりのバリンは居酒屋でひとりと気づく わやわやがいがいのまっただなかで 一瞬ピキンと静かになった きこりのバリンは杯を上げ 目の前に誰もいないのを知った たくさん顔は並んでい…

明治は遠くなりにけり

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『ひも』ひもをつたってこの林についた くもの巣にひっかかって気がついた レンタル客のカウンターに 4つ置かれたビデオの中に 俺の大好きなパッケージが見えた そりゃあ俺が涙を流した あのさみしい日に…

何百年もまえに、すでにかかれていたことから

『みつくりやまヒコーキ』より (1998年・旧稿です) 『雨落ち』雨落ちの音ひびく ぐったぐたのぐしゃぐしゃ 電気毛布でやな汗かいて 飛び起きた真夜中の坑夫 ただ、雨落ちの音を聞いた 人の声でなくてよかった、ほんまに 雨落ちの音は二階の住人の腋の下を流…