Contact without words

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今日、勤務の帰り、駅前でひとやすみしていたら、

なんだか冷たいものが手をのぼってきた。

 

しばらく手の上で、自由にさせて、後ろの草の上にそっと置いた。

 

二度と逢えないが、その数分間は、生きものとの交流だった。

 

言葉なきふれあいの大切さをあらためて感じた。

 

夜はやさしい気持ちで眠れる。

 

そして明日は、今日とは違う自分だ。

 

 

 

 

Corn on the planter, alcoholism

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アディクションを治療対象とみる専門職のあいだでは、アルコールや薬といった嗜癖対象をやめて社会へ復帰するのが、回復だと考えるのが一般的です。(中略)しかし、この本に登場するヒトたちの「よくなること=回復」は、少し違うように感じられます。アルコールや薬などアディクションは止まらないままであっても、たしかによくなっている。よくなっていくとは、仕事、お金、社会的地位など”なにか”を手に入れるといった上昇していくことではないと思います。
むしろ、自分がさまざまなものへのめり込みながら逃れようとしたこと、忘れようとしたことを、なかったことにしないでほしいのです」

 

『その後の不自由―「嵐」のあとの女性たち』 

上岡陽江・大嶋栄子 著 医学書院 2010 p227 

 

 

昨日、ある方から教わった書籍からの引用です。

僕もかつて、朝起きてまずお酒、眠りにつくまでお酒、ある時は働きながら、ある時は無職になりながら、お酒に溺れていたので、印象に残りました。

たくさんのヒトに迷惑をかけ、傷つけてきました。多くのものを失いました。

今も気持ちだけは強くありますが、それを償うことなんて、たとえ200歳まで生きれても、無理です。言葉ではなく、行動で、身の丈で、返しつづけるしかありません。

友人も、たくさんお酒で亡くしたり、消息不明になりました。

哀しい、悔しい、やるせない思いもしました。

 

けれど逆に、あの時期、お酒に溺れなかったら、僕は今まで生きてこれなかったかもしれません。

 

今日もただ呑まないだけです。明日のことはわかりません。

 

お酒そのものは、本来いいものです。

 

プランターに玉蜀黍。

少し、プランターが小さく浅いような気がします。

気のせいかな。

 

 

Why are you here?

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Why are you here?

 

それを尋ねられて、ツラツラと言語化して、理由を答えられるくらいなら、

 

わざわざ毎日、写真なんか撮ってない。

 

どうしてか、わからないから、ファインダーをのぞいて、シャッターを押している。

 

 

 

Rainy season dance

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梅雨の雨舞台に舞った紫陽花が、

 

次の公演を待っている。

 

紫陽花はニンゲンみたいに「自分らしさ」なんて傲慢なことは考えない。

 

生きるために舞うだけだと思う。

 

 

 

Experience cannot be an experience unless it is kept alive

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体験は、今とこれからに活かし続けられ、日々変化し続けることによって、

はじめていきた経験となる。

 

今とこれからに活かせない体験談は、

もう忘れてもいいアナタ自身だけの、過去の思い出話だ。

ヒトに話す必要もない。

聴いてるヒトも、その時間がもったいない。

聴いていも、自分が成長できないなと思ったら、さっさとその場を離れればいい。

 

体験談を、自分に酔いしれて話している誰かと、

アナタはまったくちがうニンゲンで、ちがう道をすすむ。すすむべきだ。

 

最近、そう思う。

 

 

 

 

 

Lonely old man and cactus

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休日の人影まばらな、夕暮れのビジネス街を独り歩く老人。

 

あなたが、日本の敗戦からの復興をささえてくれた。

 

胸をはってほしい。

 

日本は戦後50年以上かけて人口が倍になり、今後50年で半分になるそうだ。

 

新型コロナの死者が現在1万5千人程度、

 

ところがガン患者は毎年26万人以上死んでいる。

 

現在、末期ガン患者は死期を告知される。

 

今日も自分の死期を知ってながら新しい朝を迎えたヒトが、

この島国の中にたくさんいる。

 

 

自殺は、ある側面からみれば、一日でも生きのびたかったヒトへのボウトクだ。

 

Grass killing

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昨日まで活き活きとしていた草たちが、

突然車のボンネットにさらし首にされていた。

 

喰うならいい。

肥やしにするならいい。

命がつながるから。

 

清掃車にほおりんこんでもらうだけなら、やめてほしい。

 

BGM 『脱線』 Yellow Studs

 

 

 

It's itchy on the back of my ears when I keep listening to the latest camera technology

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カメラの最新技術の話ばかり、読んだり聞いていると、耳の裏がかゆくなる、

と犬が全身で教えてくれた。

 

撮るのにとくに必要ない。

 

レクサスでもカブでも自転車でも、みんなイオンやドン・キホーテや百均に行くなら、一緒だ。

 

それより、新機能ばかり話すあんた、最近、写真、撮ってったっけ。

 

 

BGM 『人間だった』 羊文学

 

 

Our profane song

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現場に行かなければあじわえない何かが、たくさんある。

なった本人たちしかわからない心情は、電話やメールやLINEでは伝えきれない。

スマホタブレットの画面を食い入るように見つめ、

二次資料の文献にとりくみ、机上の空論に一喜一憂しているくらいなら、

一度とならず、何度も何度も現場へ足を運べば、いい。

そして空を見上げて、胸いっぱい現場の空気を吸い込めばいい。

現場で痛い目にあわなければ、孤独をあじあわなければ、

現場の一次資料のど真ん中、で茫然と立ちつくさなければ、

わからない、言語化できない何かがある。

今まで知ることのなかった、ヒトのアタタカミを肌で感じることがある。

 

僕ら無名の俗物の歌が流れる。

それは、はかないからこそ、美しい。

 

BGM 『光あつめておいでよ』 JYOCHO

 

 

 

 

 

 

A boy who plays alone all the time

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燃えつきなかった何か。

 

曇り空の下、ひとりぼっちの少年。

 

GAMEの中にはトモダチがいるかもしれない。

 

それは、わからない。

 

最近、理解する、しないが大切ではなく、

 

何か感じる、何も感じないほうが大切に思える。

 

明日の天気予報は、大阪一日、雨だ。

 

 

蝶は閉じる羽やったっけ。蛾はひらいたままやったっけ。忘れた。

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どこかに蝶か蛾がいます。

 

どこかのままでいいのです。

 

あるがままでいいのです。

 

標本にする必要はないのです。

 

熊楠は粘菌をマッチ箱にいれてました。

 

大英博物館は二つはいりません。

 

グレートブリデンおよび北部アイルランド連合王国にあればいいのです。

 

今はただ、そう思います。

 

あるかどうか知りませんが。

 

 

 

 

 

小さな玉ねぎのトナリで

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九段下ではない、溝に昨日落ちていた玉ねぎが、

優しいヒトに拾われて、棲みかをみつけていた。

小さな命が誇らしげに、ちんまりと。

15分前に階下に降りて、10分前に撮影。

僕も、棲みかにもどった。

玉ねぎとペンフレンドにはなれない、かな。

どうだろう。

僕は右でも左でもないから。

 

BGM 『Let yourself go,Let myself go』 Dragon Ash