春分けの日
どんなに解釈しなおしても、
過去の事実は変えられない。
そこにこだわるより
今とこれからに意味を見出せるようにならないと、
その時の何かをくりかえすことになる。
過去を掘り起こすことも、もちろん大事だけれど、
立ち止まることはもっともったいない。
ねえ、ドラえもん。
タイムマシンを出すより、どこでもドアを出してくれ。
もっと云うなら、対処療法で過去を解決する道具を出すより、
何故いまそうなのか、
これからをどうするのか。
のび太の今とこれからを、ゆっくり尋ねてみてくれ。
振り返っているうちに、
ヒトは貴重な残り時間を削られ、どんどん歳をとっていく。
今とこれからの話し相手になってくれ。
ヒトは生きているだけで、誰かに、他の動植物に、
迷惑を、影響を、邪魔を与えるようになった。
そういう進化をする動物になりさがった。
言葉ほど便利で不便なものはない。
でも、インストメンタルだけでは、今日をのりこえる勇気はなかなかもらえない。
心底、本気でとりくめば、大概の夢はかなうものだ。
現状維持を心がけると、それに反して、未来はどんどん暗くなっていく。
本気で挑戦する勇気をもたないと、
本当に身につく失敗はできない。
その失敗が未来を創り出す。
多かれ少なかれ、何かを喪失するけれども。
たったヒトコトでヒトの過去と未来は変わる。
浦島太郎は玉手箱を開かなけれよかった。